あなたは作詞をする際に、うまくまとまらなかったり、どのように書いたらよいか、分からなくなったりすることはないでしょうか。
私も作詞を始めたばかりの頃は、そういう事がよくありました。
でも、何曲も作詞をする経験を重ねるうちに、作詞をするには、「ある4つのルール」を守ると格段に書きやすくなることがわかりました。
そこで今日は、その作詞の4つのルールについて、お話しします。
テーマを必ず決める
作詞のルールの1つ目は「曲のテーマを決める」ことです。
作詞をする際は、まずどのようなテーマで作詞をするか考えないといけません。
なぜなら、作詞のテーマが決まっていないと相手に何のことを伝えたいのかが分からなくなってしまうからです。
しかも、テーマが決まっていなかったり、曖昧なままだと、歌詞を書き進める事ができなくなります。
例えば、料理をする際に、食材だけあっても何を作るのか決めてなければ調理を進められませんよね。
これと同じことです。
ちなみに、作詞によく使われる定番のテーマは、
①恋愛
②青春
③応援
④友情
⑤絶望、孤独
⑥夢、目標
⑦人生
⑧ストーリー
⑨季節、自然、情景描写
⑩ 地名、場所
などなど様々あります。
あなたがその時に書きたいテーマで作詞をしましょう!
人の共感を得られる歌詞にする
作詞のルールの2つ目は人の共感を得られる歌詞にすることです。
作詞で気をつけなければならないことは
曲を聞いてくれたり、歌詞を読んでくれた人が、
「この歌詞、気持ちすごくわかる…」
「この曲、自分のことを言ってるみたいだ…」
と、共感してもらえるようにすることです。
あなたが好きな歌詞や曲もこのように感じたことがあるはずです。
逆に、ただ自分の気持ちだけを書いた歌詞では、誰にも共感されないし聞きたいと思いません。
だから「聞く人の気持ちを代弁する」
という意識を持って、作詞する事が大切と言えます。
どのようなメロディーに乗せるのか
作詞のルールの3つ目は「どんなメロディーに乗せるのか」を意識して考えることです。
例えば「ゆっくりなテンポの切ないバラード曲に乗せる歌詞」で作詞をしたら、
歌詞に明るい言葉は使わないですし、
歌詞も詰め込めすぎないようになるはずです。
逆に、「テンポが早いアップテンポな曲に乗せる歌詞」であれば、
歌詞が明るかったり、派手でインパクトがあるものを使うことが多いし、歌詞も長くなることが多いです。
このように、曲調によって歌詞の書き方は変わります。
ですので、どんなメロディに乗せる歌詞なのかを意識するようにしましょう。
メロディーに歌詞の文字数を合わせる
作詞のルールの4つ目は「メロディーに歌詞の文字数を合わせる」ということです。
メロディーに、歌詞の文字数を合わせる時は、「母音1つに対して、音符は 1つ」
という事を覚えておきましょう。
※母音とは舌を口の中のどこにも触れず、遮らずに出す音です。
ローマ字で表記するとa、i、u、e、oの5つになります。
例として、「雨が降るから家に帰ろう」という歌詞があった場合、この歌詞をローマ字に直すと「amegafurukaraienikaerou」となります。
※母音は、青字で表記
だから、母音の数は14個です。
つまり、14個の音符に乗せられます。
では「もう少し待って」という歌詞の場合、どうでしょうか。
「mousukoshi matte」だから、7つの音符だと思うかもしれませんが、間違いです。
正解は、8つの音符です。
小さい「っ」は促音(そくおん)と呼ばれ、1音として捉えます。
※促音とは「つ」「ツ」を小さく書いたもので表される部分の音。つまる音です。
他には、言葉を伸ばす「ー」と「ん」も、1音として捉えます。
これを知っておくと、歌詞を音符に乗せやすくなります。
まとめ
本日の内容はいかがでしたでしょうか。
作詞に関する4つのルールについて理解できたでしょうか。
話をまとめると
・作詞をする時は必ずテーマを決める
・人の共感を得られる歌詞を書く
・どんなメロディーの歌詞に乗せるのか考える
・メロディーに歌詞の文字数を合わせる
ということでした。
今回話したことを踏まえて作詞をすれば、
メロディに乗せやすく、リスナー(聴き手)に共感を得られ、曲の世界観を伝えれるようになるはずです。
と、得意げに言ってますが、私も最初は全然出来てませんでした…(笑)
でも何曲も作詞をする中でこれに気づくことができました。
だからあなたも、実践すればできるようになるはずです。
あなたのお役に立ててたら嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございます。