楽譜が読めないと作曲ができないと思っている人は多いです。
私も作曲をしますが、曲を作るようになる前はそのように思っていました。
しかし、今ではそれを気にせずに作曲しています。
そこで今回は、作曲をする上で、楽譜が読めないとならないのか、読めなくてもいいのかについてお話します。
まずは、楽譜が読めるメリットについてお話します。
もくじ
楽譜が読めるメリット
楽譜が読めるメリットは以下のことが考えられます。
視覚的に曲の特徴を理解することができる
楽譜が読めるメリットの1つ目は、視覚的に曲作りの特徴を理解できることです。
具体的に言いますと
楽譜が読めれば紙面上に「リズム」や「メロディー」や「構成」や「細かいニュアンス」が表現されているので、見ただけでそれらを理解することができます。
一方、楽譜が読めないと曲を実際に聴かないとこれらを理解することができないということです。
以上のことから、音楽をすべて聴くよりはるかに短い時間でその曲の特徴を知ることができます。
デジタルデータや記録媒体よりも扱いやすく、残りやすい
楽譜が読めるメリット2つ目は、デジタルデータや記録媒体よりも扱いやすく、残りやすいことです。
今は音源をデジタルデータとしてパソコンに保存できるようになりました。
他にも昔からあるレコード、カセットテープ、CD、MDなど「記録媒体」として保存することもできます。
しかし、これらには難点もあるのです。
デジタルデータやCDならパソコンが使えないとなりません。
レコード、カセットテープ、MDだと再生する機械がないと聴けません。
それに、これらが永久的に存在するかはわかりません。
一方、紙であれば昔から永続的に使われています。
そして、楽譜が読める人であれば多くの人が扱えます。
また、紙として作品を保存した方が、後世に残りやすいです。
実際に何百年も前に作られたベートーヴェンやバッハと言ったクラシック音楽が今も演奏されていますからね。
コピーする曲を再現するのに楽譜を使う
楽譜が読めるメリット3つ目は、コピーする曲を再現する際に便利ということです。
実際にコピー曲を再現する際は、「耳コピ」する。
耳コピ=聴いた音楽と同じように演奏したり、作ったりする意味
もしくは、
楽譜を使用して同じように再現するということが考えられます。
耳コピができれば楽譜は不要です。
しかし、耳コピができない場合はコピーする曲を再現したいなら、楽譜は必須となります。
楽譜を読む必要がある人とは?
次に楽譜を読む必要がある人はどのような人なのかについてお話します。
今までお話したように、楽譜が読めた方がメリットはありますが、必要なのは作曲ではなく演奏家としての側面が強いです。
例えば、プロのスタジオミュージシャンや演奏家は楽譜が読めた方が有利です。
なぜなら、楽譜に忠実な演奏が求められるからです。
レコーディング、アーティストのライブサポートなどでもわかるように間違いが許されないですよね。
もちろん、中には楽譜の読めないスタジオミュージシャンも存在します。
その方々は、耳コピで正確な演奏を再現しています。
楽譜が読めなくても作曲はできる
結論をいうと、今までお話した通り楽譜は読めた方が便利ですが、読めなくても作曲できます。
その理由をお話します。
楽譜が読めないプロの作曲家もいる
みなさんは、楽譜が読めない作曲家が意外と多いのを知っているでしょうか。
あなたの好きなミュージシャンも、楽譜が読めなくても作曲を行なっているかもしれません。
有名な方だと、サザンオールスターズの桑田佳祐さんや盲目のためスピーディーワンダーさんなど有名なミュージシャンでも楽譜が読めない方もいらっしゃります。
他にもあいみょんさんも楽譜が読めないと仰ってました。
それでも、数多くの名曲を作っています。
このように多くのバンドマンやシンガーソングライターも、楽譜が読めない人は沢山います。
このことからわかるように、楽譜が読めなくても作曲できます。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
話をまとめると
・楽譜が読めると曲を聴かなくても特徴が把握できる
・楽譜の場合、データがなくなりづらくクラシック音楽のように後世に残りやすい。
・耳コピできなくても、楽譜が読めればコピー曲を再現することができる
・プロの演奏家やスタジオミュージシャンは楽譜が読めたほうが有利
・有名な作曲家でも楽譜が読めない人は沢山いる
ということでした。
いままで説明してきたように、楽譜が読めた方がメリットはありますが、読めなかったとしても作曲はできます。
私自身、昔吹奏楽をやっていた経験でなんとか楽譜は読めますがいまだに苦手です…
ちなみに、私のサイトに楽譜を使わない作曲に関する記事も多く載せているので、気になった方はぜひご覧下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました。