ギターを買って練習したいけど、どこでしたらいいのかわからない人は意外と多いです。
そこで、今日はそんな人のためにギターを練習する場所はどこがあるのか、
またどこで練習をするのがおすすめなのかお話しします。
もくじ
公園や河原
ギターを練習する場所の1つ目は、公園や、河原です。
この場所は、お金が全くかからないのがメリットです。
ただし、住宅地の中にある場合近所迷惑になるので辞めましょう。
ですから、住宅街から外れた公園や河川敷を探すようにしましょう。
デメリットは、天候に左右される所と、深夜に練習できないことです。
これは、野外なので仕方ないかもしれませんが、練習する時はこれをよく考えて練習場所に選びましょう。
また、「外で練習するのが恥ずかしい…」と思うかもしれませんが、それは初めだけです。慣れてしまうとなんてこともなくなります。
リハーサルスタジオ(音楽スタジオ)
ギターを練習する場所の2つ目は、リハーサルスタジオです。
リハーサルスタジオは、楽器や歌を演奏するための施設です。
カラオケボックスと同様に1時間単位で借りられます。
「リハーサルスタジオ」と言うと特別なもので敷居が高いと感じるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。気軽に誰でも利用できます。
簡単に利用方法を説明すると、ネットや電話などで事前に予約をして、当日受付をすませたら、あとは部屋に入って練習するだけです。ほぼカラオケと同じです。
家の近くに音楽スタジオがあるかどうか分からない場合は、ネットで調べましょう。
GoogleやYahooなどで「音楽スタジオ」「○○(お住まいの地域名)」を入力し、検索すれば近所に音楽スタジオがあるかわかるはずです。
リハーサルスタジオのメリットは、防音対策がしっかりしている所です。
カラオケボックスのように音漏れなどの心配はありません。ですので集中して取り組みたい時にはとてもおすすめです。
それに、音響設備が整っています。
例えば、ライブハウスでの音響を支えるミキサー(mixer)という機材もリハーサルスタジオに設置してあります。
そのため、リハーサルスタジオで練習すれば、ライブハウスのライブ本番とほぼ同じ環境で練習ができます。
それに、リハーサルスタジオには、ミキサーの他にもドラムセットがあります。
よって、バンドでの練習も可能なのです。
ミキサーやドラムセットの使い方が分からなくても、スタジオのスタッフの人に聞けば、親切に利用方法を教えて頂けます。
利用料金はそれぞれの音楽スタジオによって様々です。なので、ホームページなどで比べてみると良いでしょう。
もし、1人でギター練習をするには、「個人練習」プランのあるところがおすすめです。なぜなら、その方がお金の負担が少ないからです。
スタジオの料金は、基本は部屋代です。つまり「何人で使っても同じ値段」ということです。
複数人いるバンドの場合は、これを分け合えるため負担は少なく済みます。
しかし、1人だとそれはできません。練習の度に全額これを1人で支払うとなると負担が大きいですよね。
ですが、この「個人練習」プランを使えば、比較的安く利用することができます。
1時間、1人500〜1000円程度のところがほとんどです。
『個人』練習と名前が付いていますが、2~3人で利用する場合まで、このプランが適用可能なところもあります。
なので、アコギユニットの場合や、他の楽器と一緒に利用もできます。
料金や使用人数はスタジオによって異なりますので、確認しましょう。
また、個人練習は、通常の利用に比べて予約開始時間が遅いことも多いです。
各音楽スタジオのHPなどで調べましょう。
以上のことからわかる通り、メリットも沢山ありますが、金銭面がかかるデメリットもあります。
なぜなら、個人練習の1時間の料金はカラオケボックスのフリータイム(6〜7時間)とさほど変わらないからです。
そのため、リハーサルスタジオは頻繁に使うのではなくライブ本番前に利用するのがおすすめです。
カラオケボックス
ギターを練習する場所の3つ目は、カラオケボックスです。
カラオケボックスは歌うために作られた場所です。
ですから、ギターも遠慮せず大きな音を出すことができます。
私もよくカラオケボックスで練習をしていました。
ギターを持っていると、お店の人も練習だと思ってくれます。
それに、常連客になると広い部屋を案内してくれることもあるかもしれません。
中でもおすすめは、フリータイムで利用することです。
この場合は6〜7時間利用できます。
私が利用したお店の場合、6〜7時間の利用で1000円でした。
なので、なるべく長く安く利用できるお店を探しましょう。
デメリットは、2つあります。
まず、他の部屋からの歌や声が聞こえてくるので、音楽スタジオ程静かに集中できないところです。
特に夜になると、大学生やサラリーマンの団体客が飲み会の後などにカラオケに寄る可能性が増えるので、「うるさいなあ」と感じることもあるはずです。
ちなみに私が利用した際は土日祝日でも日中は気になるほど大きな騒音はありませんでした。
このため、利用するなら日中がおすすめです。
次に、お金がかかる所です。ただしリハーサルスタジオよりは安いです。
注意点として、店舗によっては「楽器演奏不可」としているところもあります。
なので楽器演奏が可能かどうか、確認してから利用しましょう。
公民館
ギターを練習する場所の4つ目は、公民館です。
公民館とは市区町村が住民のために運営している施設のことを指します。
この施設の中に、住民が音楽を練習するための音楽室が用意されている場合があります。
こちらは公営の施設なので、カラオケボックスやリハーサルスタジオよりも安く利用できます。これがメリットです。
デメリットとしては、カラオケボックス程数がない所です。
お住まいの住所の近くに公民館がない場合もあります。よく調べましょう。
車の中
ギターを練習する場所の5つ目は、車の中です。
車を持っている人は、車内でギターを練習することもできます。
車内であれば利用するのにお金がかかりません。
しかも、天候にも左右されません。
そして車は、完全な防音がなされているわけではありませんが、扉をしっかりと締めれば外に漏れる音を小さくできます。
実際に社内で熱唱している人を見たことがある人もいるはずですが、気になるほどの音はしませんよね。
ただ、完全な防音ではありません。
それに、運転していないのに車内に居るのは不自然に見られることもあります。
これらの理由から、練習する時は人が少ない場所に車を止めるようにしましょう。
デメリットはワゴンなど大きい車でないと演奏できない所と、換気をする時外に音が漏れるため演奏をやめる必要がある所です。
以上から、大きな車を持っているのであれば練習場所の候補にいれてもよいでしょう。
海や湖
ギターを練習する場所の6つ目は海や湖です。
お金もかかりませんし、海や湖に向いて練習すれば、視線が気になりにくいですから、集中して練習できます。
ただ、海での練習は注意が必要です。
なぜなら、潮風によって塩分がつくとギターの弦や、金属パーツが錆びてしまうからです。ギター本体にもよくないです。
ですので、頻繁に海で練習するのはおすすめできません。
海近くで練習した後は、念入りにギターを拭きましょう。
他にも、ギターは強い日差しや湿度にも弱いため、それらも配慮する必要があります。
それに、外なので人が多いと騒音と思われてしまうこともあります。
路上
ギターを練習する場所の7つ目は路上です。
お金もかけたくない。そして、誰かに聞いてもらって練習することを考えているなら路上で練習する手段もあります。
練習で弾いてても誰かが立ち止まって聞いてくれるかもしれません。
しかし、個人的には路上で練習するのはおすすめしません。
なぜなら人通りの多い場所で行うので、騒音になってしまう場合があるからです。
また、路上・ストリートライブは許可されていない場合が多いです。なので練習した途端に警察から注意されてやめるざるをえないということも考えられます。
それに、移動時間や場所探しをする時間もかかります。
これでは満足に練習できません。
その間にカラオケボックスやリハーサルスタジオで練習した方が効率がいいです。
以上のことからデメリットが多いので路上は練習場所にはおすすめしません。
自宅
ギターを練習する場所の8つ目は、自宅です。
これができたら一番いいですよね。
なぜなら、お金もかかりませんし、野外と違って天候にも左右されないからです。
一日中練習することも可能です。
しかし、デメリットもあります。
それは、近所迷惑になりやすいことです。
特に、マンションやアパートでは大きな音を出しにくいです。
なぜなら、住居が密集しているのでギターの大きな音は騒音と思われることも多く、練習しづらいからです。
この場合は、エレキギターで練習することを勧めます。
なぜなら、エレキはアコギよりも音が響かないからです。
なので、お金はかかりますがギターは、アコギとエレキの両方を買いましょう。
実は、アコギとエレキでは弦の太さが違います。
ですから、アコギの練習をしたいのであればエレキにアコギの弦を張りましょう。
そうすればエレキでもアコギとほぼ同様の練習ができます。
エレキの小さな音でも、近所迷惑になる場合は練習はやめましょう。
どこで練習するのが良いのか
今まで、ギターを練習する場所を8ヶ所紹介してきました。
一番私がおすすめするのは、やはり自宅です。
先程もお伝えしたようにお金がかからず、天候にも左右されないからです。
次におすすめするのが、カラオケボックスとリハーサルスタジオです。
カラオケボックスは、近所迷惑になり普段家で練習できない場合は利用するといいです。
リハーサルスタジオは、家で普段練習できる場合でもライブ本番前に利用するべきです。
なぜならライブ会場とほぼ同じ環境で演奏できるからです。
自宅だとライブ会場と環境が違います。そのため普段の実力が出せないこともあります。
ですからリハーサルスタジオで練習して本番の環境に慣れることが必要です。
よってリハーサルスタジオの練習も行うことを推奨します。
以上の話をまとめますと、一番おすすめするのは自宅。
自宅で練習出来なければ、カラオケボックス。
本番前は、リハーサルスタジオで練習するということです。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
話をまとめると下記の通りになります。
・ギターを練習する8つの場所は、公園や河原、リハーサルスタジオ、カラオケボックス、公民館、車の中、海や湖、路上、自宅。
・一番おすすめするのは自宅
・アコギを自宅で練習する時は、エレキギターにアコギの弦をつけて練習すると騒音対策になる
・自宅でエレキでのギター練習もできない場合は、カラオケボックスとスタジオを使う。
・自宅が無理な場合、カラオケボックスを普段の練習に使い、スタジオはライブ本番前に使う
と、いうことでした。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。