ギターのリズム譜の読み方、書き方について

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こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。

Twitter→@PON1240

突然ですが、あなたはリズム譜読めますか。

それは、いわゆる音符が示された楽譜のことです。

この譜面が苦手な人は多いです。

私も得意ではありません(笑)

でも、リズムを取って演奏する練習を行うようになってから、ようやく音符に慣れてきました。

そこで、今日はリズム譜の読み方や書き方、音符や休符の長さや読み方について解説します。

音符とは

音符とは、音を出すことを意味します。

つまり、これがある所は音を出すことを意味します。

4分音符

これは4分音符です。

音の長さは「ジャン」もしくは「タン」です。

8分音符

これは8分音符です。

音の長さは、「ジャ」もしくは「タ」です。

先程の4分音符の半分の長さです。

これが2つ続くとこうなります。

「ジャカ」もしくは、「タタ」と読みます。

これが3つ続くとこうなります。

「ジャカジャ」もしくは、「タタタ」と読みます。

これが4つ続くとこうなります。

「ジャカジャカ」「タタタタ」と読みます。

16分音符

これは、16分音符です。

先程の8分音符の半分の長さです。

「ジャ」、「タ」、「チ」と読みます。

文字だけ見れば、8分音符と変わらないように見えますよね。

でも、違います。

先ほどお話したように16音符は8分音符の半分の長さになります。

つまり、こうなります。

ではなぜ同じ読み方なのか。

それは、8分音符の「ジャカ」や「タ」の半分の長さの発音がないからです。

そのため、8分音符と同じ読み方にして早口で言うのです。

言葉だけではわかりにくいので実際にやるとこうなります。

8分音符の場合

この譜面を実際にやるとこうなります。

手拍子を4回打つうちに「ジャカ」が4回聞こえるようにします。

16分音符の場合

これを実際にやるとこうなります。

手拍子を4回打つうちに「ジャカ」が8回聞こえます。

同じ「ジャカジャカジャカジャカ」だと区別が付きにくい方は、16分音符を「チキチキチキチキ」にしてもよいです。

8分音符と16分音符を合わせた音符

実際にギターの16ビートストロークを行うと、8部音符と16音符が混ざって表現されていることがほとんどです。

つまり、このようになることは少ないです。

下記のように表記されることが多いです。

これは、「タンタカ」もしくは、「ジャッジャカ」と読みます。

また、これだと、「タカタン」もしくは、「ジャカジャン」と読みます。

タイ

8分音符音符のストローク(=8ビートストローク)にはよく、「タイ」という記号が使われます。下の譜面の∪のようなものです。

これは「タイ」で結ばれた前と後ろの音を繋げて演奏する、という意味です。

一方、この楽譜では「タイ」がついていません。

この場合は、「ジャン ジャカジャカジャカ」という読み方になります。

先程の楽譜は、「タイ」がついたものです。

この場合は、「ジャン ジャ ジャーカ ジャカ」と読みます。

「タイ」で繋がった所を4分音符の長さで読みます。

先ほどお話したように、8分音符は、「ジャ」の長さでした。

4分音符の場合は「ジャン」の長さでした。

その場合は、「ジャン ジャ ジャンカ ジャカ」になるのではと思うはずです。

それも、正解です。

でも、「ジャン ジャ ジャー カ ジャカ」の方がいいやすいはずです。

「ジャー」も「ジャカ」と同じ長さになりますからね。

このように、読みにくいと感じたら読み直すことも大切です。

長い音符

次に4分音符よりも長い音符について解説します。

2分音符

これは2分音符です。

「ジャンジャン」もしくは、「タンタン」と読みます。

他には、「1と2と」とも読めます。

2分音符は、4分音符の2つ分の長さになります。

つまり、こうなります。

読み方を3種類紹介しましたが、どれを選んでもよいです。

自分の中で、リズムが取りやすいものを選びましょう。

全音符

これは全音符です。

「ジャンジャンジャンジャン」もしくは、「タンタンタンタン」と読みます。

他には、「1と2と3と4と」とも読めます。

全音符は、4分音符4つ分の長さになります。

または、2分音符2つ分の長さでもあります。

つまり、こうなります。

これも読み方を3種類紹介しましたが、どれを選んでもよいです。

自分の中で、リズムが取りやすいものを選びましょう。

付点がつく音符の読み方

音符の下に、点がついているものもあります。

この点を付点といいます。

これがつくと、点がついていない音符の1.5倍の長さになります。

付点4分音符

これは、付点4分音符です。

「ジャーン」もしくは「ターン」と読みます。

付点がついているので、4分音符の1.5倍の長さにします。

ここで言う1.5倍は、8分音符の長さを足すことを意味します。

先ほど、8分音符は4分音符の半分の長さと言いました。

ですから、4分音符は8分音符の2つ分となります。

つまり、4分音符の1.5倍の長さは8分音符3つ分となるのです。

以上のことより見た目は違いますが、下記は同じ長さになります。

付点2分音符

これは、付点2分音符です。

「ジャンジャンジャン」「タンタンタン」と読みます。

他には、「1と2と3と」と読むことができます。

先ほど、2分音符が「1と2と」と読むとお伝えしましたが、これに「3と」をつけた長さになります。

もう少し、細かく説明しますと下記になります。

付点2分音符は、2分音符に付点がついているので、2分音符の1.5倍の長さになります。

2分音符は、4分音符2つ分の長さとなります。

つまり、付点2分音符はその1、5倍の4分音符3つ分の長さになります。

つまり、こうなります。

休符について

次に休符についてお話します。

休符とは、音を出さないことを意味します。

つまり、これがある所は音を止めるということを意味します。

4分休符

これは、4分休符と言います。

「ウン」と読みます。

4分音符と同じ長さ休むことを意味します。

4分音符と同じ長さなのに、「ウン」と読むのは、音符と休符を区別するためです。

例えばこのこの楽譜の場合はこうなります。

 

わかりましたか。

8分休符

これは、8分休符と言います。

「ウ」と読みます。

8分音符と同じ長さに休みます。

「ウ」と読むのは、音符と休符を区別するためです。

8分休符は、4分休符の半分の長さです。

そのため、8分休符が2つある時は、4分休符と同じ長さになります。

この場合は、4分休符と同じ長さなのでまとめて、「ウン」と読みます。

この楽譜を実際にやってみるとこうなります。

わかりましたか。

2分休符

これは、2分休符と言います。

「イチニイ」と読みます。

2分音符と同じ長さ、もしくは4分音符2つ分休むことを意味します。

全休符

これは、全休符です。

「イチニイサンシイ」と読みます。

全音符と同じ長さを休みます。

3連符とは

3連符とは3つの音が、セットになって聞こえるように演奏することを指します。

例えばこんな感じです。

3つの音がセットになって聞こえてきますよね。

では、よく使われる3連符の例を紹介します。

4分音符を3つに分ける3連符

これが、4分音符を3つに分ける3連符です。

見た目は8分音符ですが、8分音符と同じ長さではありませんので気をつけましょう。

これは、4分音符1つ分の長さに同じ長さの音が3つ入ることを意味します。

つまりこうなります。

言葉だけではわかりにくいので実際に以下の譜面を例にやってみます。

 

できましたか。

2拍3連

これは2拍3連です。

2拍3連とは、4分音符2つ分の長さの間に、同じ長さの音符を3つ入れることを指します。

つまり、これらの長さは全て同じです。

文字だけではわかりにくいので、これも下記の譜面を例に実際にやってみます。

 

これが2拍3連となります。

できましたか。

まとめ

今日の話はいかがでしたでしょうか。

音符や休符の長さや読み方について理解できましたでしょうか。

最初はリズムを取るだけでも難しいと思いますが、根気よく続ければ必ずできるようになるはずです。

ぜひ、挑戦してみてくださいね!

最後までご覧頂きありがとうございます。

   
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