こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。
Twitter→@PON1240
あなたは、歌における「フォール」というテクニックを知っているでしょうか。
これができると、歌の表現を広げることができます。
そして、「フォール」にはやり方や注意点があります。
そこで今日はフォールのコツや注意点について解説します。
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もくじ
フォールとは
フォールとは、本来の音から低い音に滑らかに下げるテクニックです。
フォールは英語の「落ちる」を意味するfallが語源です。
これは、フレーズの終わりや、サビなどで使われます。そして、悲しみや憂いや、色気を表現することができます。
有名なアーティストでは、Mr.Children桜井さん、Gacktさんが良く使っています。
では、ミスチルのシーソーゲームという曲の動画を見てみましょう。
最初のフレーズ「愛想なしの君が笑った」でフォールが使われています。
このフレーズでフォールをつけることによって歌に余韻を出しています。
もし、そのまま真っ直ぐな音程だと抑揚が出ません。
このようにフォールを使うことで歌に味を出すことができます。
フォールを出すコツ
次に実際にフォールを出すコツについて説明します。
あぁ、えぇ、まぁ、おぉを意識する
フォールを出すのは、意外と難しくありません。
日常生活でも実は使っているのです。
例えば、返事をするときに「えぇ」「まぁ」と使うはずです。
他にも、人の話に共感したときに「あぁ」「おぉ」とも言います。
これを実際に発音すると、「あぁ」の「ぁ」、「おぉ」の「ぉ」で音程が下がっていることがわかります。
フォールの出し方がわからなくなったらこれを思い出すとよいです。
フォールが使われている曲を練習する
次のコツはフォールが使われている曲を練習することです。
先程、説明した「シーソーゲーム」の他にもフォールが使われている曲はたくさんあります。
それらを忠実にコピーすることで、フォールのやり方や使い方がわかってきます。
ですから、出来るようにになりたいと思ったら様々な曲を練習することが大切です。
歌詞を印象づけしたい時に使う
最後に歌詞を印象づけしたいときに、フォールをつかうことも覚えておきましょう。
悲しみや憂いや、色気を表現したいとき、曲に余韻を出したいときに使うと説明しました。
シンガーソングライターであれば、歌詞を書いている時に、「ここは悲しみを表現したいな」と思ったらフォールを使うとよいです。
そうすることで曲の世界観を相手に伝えやすくなります。
フォールを出す注意点
続いては、フォールを出すときの注意点について解説します。
多様するのはやめる
1つ目は多用するのを辞めることです。
なぜなら、フォールは元々の音から低い音にあえてずり下げるテクニックだからです。
ですから、多用すると返って「歌が下手、音痴」だと思われてしまうからです。
ですから、場所を絞って使うようにすると良いです。
無意識にフォールになっていないか確認
2つ目に無意識にフォールになっていないか確認することです。
フォールはあえて、本来の音を外すテクニックです。
これが、あえてではなく無意識に出てしまっていたら注意です。
音程が取れていない可能性が高いです。
この場合は、ピアノやギターで本来の音程を確認しましょう。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
フォールのコツや注意点について理解できたでしょうか。
話をまとめると以下になります。
・フォールとは本来の音から低い音に滑らかにずり下げるテクニック
・フォールを出すコツは「あぁ、えぇ、まぁ、おぉ」を意識する
・フォールを使われている曲を練習する
・歌詞を印象づけたい時に使う
・フォールは多用するのはよくない
・無意識にフォールになっていたら、音程が取れていない可能性がある
ということでした。
フォールが使えるようになると歌の表現力が上がります。
ぜひ出来るようになりましょう。
最後までご覧頂きありがとうございます。