こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。
Twitter→@PON1240
あなたは、歌を練習するときに、録音はしているでしょうか。
もし録音していないのであれば、今度からは必ず録音して練習しましょう。
なぜなら、歌が上達しやすいからです。
今日は、歌を録音した方が上達する理由と、録音方法、具体的な練習についてお話したいと思います。
もくじ
録音すると上達する理由
まずは、録音すると上達する理由をお話します。
それは、一言で言えば、自分の歌を客観的に聴けるからです。
録音しないで練習をしていると、自分のできていないところがどこなのか気づきにくいです。
私もはじめは録音しないで、ひたすら歌を練習していました。
その頃は、自分の歌のどこができていないのかわかりませんでした。
しかし、習っている先生に、演奏はなるべく録音して聴き直すことが大切だと教えていただきました。
これを行うことで、自分の歌の粗(あら)がわかるようになりました。
そして、それを治すようにして練習を重ねて直すことができました。
ですから、歌を録音して聴き直すことが大切だと実感いたしました。
録音機材について
スマホのアプリか専用のレコーダーを使う
次に録音機材について説明します。
機材と言っても色々ありますが、歌を録音するのであれば、専用のボイスレコーダーかスマホのアプリでいいです。
●専用のボイスレコーダー
●スマホのアプリ
スマホの無料アプリはiRigRecorderをおすすめします。
なぜなら、音の強弱を確認できるからです。
アプリを使わず、スマホのカメラで録音すると、音の強弱がはっきりしません。
これでは、自分の歌を客観的に聴くことができません。ですからスマホのアプリを使うのです。
効果的なので、ぜひおすすめします。
ちなみに、スマホのおすすめな無料アプリについては下記の記事で詳しく解説しております。
お金に余裕がある人は、専用のボイスレコーダーを使って録音した方がいいです。
なぜなら、先程のスマホよりもよい音質で撮れるからです。
それに、アプリの場合は、録音するスマホのマイクの性能が悪いときれいに録れません。
それにボイスレコーダーの方が長く録れます。スマホだと、容量の問題で録音できる時間も限られてしまいます。
ですから、安定して録音できるボイスレコーダーの方がいいのです。
値段はメーカーや機能にもよりますが、1万円くらいあれば性能として問題がないものが買えます。
効果的な練習をするには
次に、効果的な練習をするには、どんなことに気をつけるべきか説明します。
本番と同じように歌う
まずは、本番と同じように歌うということです。
なぜなら、小さな声で歌ったり、軽く歌ったりすると本当の自分の実力がわからないからです。
ですから、本番と同じように歌って録音しましょう。
これによって、自分ができている部分、できていない部分が明確にわかるのです。
音程がとれているか、リズムは正確か確認する
次に、音程がとれているか、リズムは正確か確認することです。
録音していないと気づきにくいですが、実際に録ってみると細かい音程がずれていたり、リズムがずれていたりすることがあります。
この場合は、できるようになるまで何度も練習して、録音しましょう。
できるようになったら、その時の音程やリズムのとり方を忘れないようにすることです。
そして、毎回正確にできるように体に染み込ませましょう。
これを他の曲でも繰り返し行うことで、音感やリズム感を鍛えることができます。
強弱がつけられているか確認する
次に歌に強弱がつけられているか確認することです。
音楽は歌に限らず、強弱をつけることで表現力が豊かになります。
歌の場合、強弱がないと、単調で固く聴こえます。
例えばこれを聴いてみてください。
●赤とんぼ
強弱なし
夕焼け小焼けの赤とんぼ
強弱あり
夕焼け小焼けの赤とんぼ
聴いていただくとわかると思いますが、強弱がある方が歌が立体的に聴こえますよね。
このように歌に強弱をつけるためには、クレッシェンド(だんだん強く演奏する)にすることが必要です。
歌に抑揚をつけるコツについては下記の記事で詳しく解説しております。
ぜひご覧ください。
歌にメリハリがついているか確認する
次に歌にメリハリがついているか確認することです。
メリハリとは音を切ったり伸ばしたりすることができているかです。
これも例を出します。
●The Beatles Yesterday
メリハリなし
Yesterday all my troubles seem so far away
メリハリあり
Yesterday all my troubles seem so far away
●ポール・マッカートニー本人
このように聴き比べるとわかりますが、ポール・マッカートニー本人も、切ったり伸ばしたりして歌を表現しています。
切ったり伸ばしたりしていないと、間延びして単調に聴こえてしまいます。
ですから、メリハリをつけて歌えるようにすることが大切です。
まとめ
歌を録音した方が上達する理由と、録音方法、具体的な練習についてお話してきました。
・録音すると、客観的に自分の歌を聴くことができる
・録音すると、自分のできていない部分が明確にわかる
・録音機材はスマホのアプリかボイスレコーダーがよい。お金があるならボイスレコーダーがおすすめ
・効果的な練習をするには、「本番と同じように歌う」、「音程とリズムを確認する」、「強弱がついているか」「メリハリがついているか」を確認する
と言ったことでした。
最後までご覧頂きありがとうございます。