こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。
Twitter→@PON1240
ギターを弾き終わったあと、弦を緩めるべきか緩めないか迷っている人は多いはずです。
非常に意見がわかれる問題ですが、それぞれの意見を参考にすると、あなたならどうするか考えるヒントになります。
そこで、今日は弦は緩めるべきか、緩めないべきかについて詳しくお話したいと思います。
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弦を緩めるか緩めないか意見が分かれている
ギターを弾き終わったあとに弦を緩めるべきかそのままかで意見が2つに別れます。
これは、はっきり言って正解はありません。
なぜなら、ギターの使用頻度や、環境面によっても異なってくるからです。
では、まずそれぞれの意見について説明します。
弦を緩める派の主張
弦を緩めたほうがいいとする理由は、ギターのネックに負担がかかるからです。
ギターは鉄の弦で常に引っ張られている状態です。
この場合、ギターのネックに負担がかかって反ってきてしまうのです。
ギターの反る状態は「順反り」と「逆反り」の2つあります。
ギターの弦を張った状態だと「順反り」が起こりやすいと言われています。
この順反りは、反りの程度が進行するのに比例して、
また、逆反りは順反りの逆で、
順反りの場合、弦が押さえづらくなります。
他にも、ギターのボディ側で弦を止めておくブリッジにも負担がかかります。
そして、ブリッジの木の部分が盛り上がってくる恐れがあります。
以上のことより、弦を緩める方がいいとしているのです。
ちなみに、順反りと逆反りについては、下記の記事で詳しく解説してます。
ぜひご覧下さい。
弦を緩めない派の主張
次に弦を緩めない方がいいとする理由は、ギターはネックに負担がかかることを考えて作られているからです。
それに、弦を緩めたり、締めたりすると返ってネックに負担がかかると考えられるためです。
例えば、太い枝を手で折ろうとしたときに、枝を曲げたり、伸ばしたりしたことはないでしょうか。
なぜなら、これをやることで枝に負担がかかり折れやすくなるからです。
弦を緩めたり、締めたりする行為もこれと同じと考えられます。
ですから、弦は緩めない方がネックに負担を与えないということですね。
それに、弦が張った状態がネックと弦のバランスが取れているなら、緩めると先程説明した逆反りになってしまう恐れもあります。
ですから、確かにこの意見もわかります。
どちらが正しいのか
これまで、弦はそのままか、緩めるべきかで意見をお話してきました。
どちらが正しいのかは、先程お話したように明確な答えはありません。
使用頻度や環境、ギターによって異なるからです。
ですから、おすすめする方法としては、毎日ギターを弾く場合は、暫くそのままの状態にして練習するといいです。
弦を緩めないで数ヶ月使って「弾きにくい」と思ったら緩めればいいでしょう。
緩める時は、すべて同じくらい緩めるようにしましょう。
なぜなら、そちらのほうが弦の張力のバランスが取れるからです。
それに、バラバラに緩めると、ネックがねじれやすくなります。
また、弾きにくいと思ったら、ネックが反っている可能性もあるので楽器屋さんにもっていくべきです。
逆に特に変わらないと感じたら緩めないでそのまま使うべきです。
ちなみに私自身は、基本的に毎日ギターを触っています。
そして、弦を緩めないで使ってきました。しかしトラブルはありませんでした。
ですから、毎日ギターを触るならそのまま使うことをおすすめします。
逆に、何ヶ月もギターを弾かないなら緩めるべきとする考えもあります。
現に、楽器屋さんで展示されているギターなどは多くの場合、緩めています。
この場合、ギターは毎日弾くことはないからです。
それに、長期間弾かないことでネックが反ってしまったという話もよく聞きます。
ですから、毎日弾くならそのまま、長期間弾かないなら緩めるのがいいと思っています。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
話をまとめると下記になります。
・弦を緩める派の主張としては、ネックが、引っ張られ順反りになってしまう。
・弦を緩める派の主張は、弦を緩めないとブリッジの木の部分が盛り上がってくることがある。
・弦を緩めない派の主張は、ギターはそもそもネックに負担がかかるように作られているからそのままでよい。
・弦を緩めない派としては、弦を緩めたり、締めたりすることで返ってネックに負担がかかるから。
・まず、毎日ギターを弾く場合は、暫くそのままの状態にして練習する。そして、弦を緩めないで数ヶ月使って「弾きにくい」と思ったら緩めればいい。
・毎日ギターを弾いているなら、緩めない、何ヶ月も弾かないなら弦を緩めるのがおすすめ
ということでした。
これを読んであなたはギターの弦をか参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございます。