こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。
Twitter→@PON1240
ギターの弦交換が苦手な方はたくさんいます。
何を隠そう私も苦手でした。
ですが、通っている楽器屋さんで、交換方法を教えて下さり一人でできるようになりました。
今日は、簡単にできる、ギターの弦の交換方法について解説します。
もくじ
使用する道具
使用する道具は下記の通りです。
左から
ギタークロス
チューナー
ギターの弦
ニッパー
作業する時は、畳の上やベッドの上など柔らかいところにしましょう。
弦の取り外し方
弦を切る
弦を切る前に、すべての弦をだるんだるんになるまで緩めます。
この写真のようにすべての弦がつまめるようになるまで緩ます。
ラジオペンチで弦を切ります。
次に、ペグ側の弦を抜き取ります。
ブリッジピンを抜く
次にブリッジピンを抜きます。
ブリッジピンは弦の数と同じく6つ付いています。
ギタークロスをブリッジピンにかぶせ、その上からニッパーをはさみ抜きます。
これはダメです。↑
そのまま抜くとブリッジが傷ついたり破損しやすいので辞めましょう。
ニッパーの他、ラジオペンチで抜くこともあります。
また、インターネットで「ブリッジピン抜き」と検索すると、様々な道具が出てきます。
ほかには、サウンドホールに手を入れてブリッジピンを上に押し上げて取る方法もあります。
それは
ギタークロスを手にして
サウンドホールの穴に手を入れてピンを上に押し上げます。
そうすると、このようにピンが、上に持ち上がり取りやすくなります。
指板やボディを清掃する
弦を抜いたら、普段掃除がしにくい指板やボディを清掃します。
ギターの手入れやメンテナンスについては下記の記事で詳しく解説しております。
→ギターのメンテナンスや手入れの仕方、やり方、方法、道具、グッズ
切った弦は先が尖って危ないので、丸めてから捨てましょう。
弦の張り方
では、いよいよ弦を張り替えましょう。
弦の外の袋を開けると、中に6つ袋が別れています。
それぞれ、どの弦に対応しているのか書いてあります。
間違わないように弦を張りましょう。
ブリッジ側の穴に弦を入れる
まずは、ブリッジ側の穴に弦のポールエンド側を入れて、固定させます。
この時、ブリッジピンの溝が弦側を向くように注意してください。
入れると、こうなります。
ヘッド側の穴に弦を通しペグを回す
次にギターのヘッド側にある穴に弦を通します。
弦がまっすぐになるように穴に通します。
こんな感じで通します。
次にナットから1フレット側に弦を引いて遊びを持たせます。
これから右側(→)に引きます。
1フレット右にずらすと弦に遊びができます。
ナットを押さえながらペグを回して弦を巻きます。
1〜3弦は時計回り、4〜6弦は反時計回りで巻きます。
弦の先端を立てて、上に引っ張ります。
1弦から6弦まで巻き終わるとこうなります。
ラジオペンチで、弦の先端を切りましょう。
すると、こうなります。
すこし、コツがありますが慣れれば簡単です。
チューニングをする
全ての弦を張ったらチューニングします。
チューニングの方法は、ギターのチューニングの基本!やり方、コツ、方法、合わせ方
で詳しく解説しています。
新しい弦は音程が狂いやすい為、6弦から1弦まで終えたら、もう一度6弦から順にチューニングします。
なぜなら、新しい弦は音程が狂いやすいと言われているからです。
これは、新しい弦の特性に「伸びやすい」ということがあるからです。
弦が張りたてで伸びやすいうちは、音程が狂いにくくなるまでチューニングします。
張る順番は決まっているのか
ギターの弦を張る順番は一般的には6弦から巻くとよいと言われています。
1弦から張ると、次第にテンションの強い弦を張っていくので、ネックが少しずつ順反りになりやすいと言われているのです。
ギターの順反りについては下記の記事を参考にしてみてください。
また、よくネットでは、ネックに負担をかけない様に6⇒1⇒5⇒2⇒4⇒3と言う順番がいいと記載されています。
しかし、そこまで気にしないでよいです。
ただし、1弦から巻くのは辞めたほうがいいと言うことだけ覚えておきましょう。
交換時期について
ギターの弦は、定期的に交換しましょう。
交換する頻度やタイミングについては、ギターの弦交換時期、頻度、タイミング!長持ちさせるにはで詳しく解説しています。
ぜひ、合わせて読んでみてください。
まとめ
ここまで、アコースティックギターの弦の張り替え方について解説しました。
弦交換は、初めは時間がかかると思います。
でも、何度も交換しているうちに慣れてくるはずです。
ゆっくりとポイントを押さえながらやってみてくださいね。
参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございます。