こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です!
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あなたはギターのオルタネイトピッキング奏法を知っているでしょうか。
この奏法を覚えると、ギターを弾くときにリズムが安定すると言うメリットがあります。
また、テンポが早い曲にも対応できるようにもなります。
そのため、ぜひこの奏法を覚えてほしいので今日は記事にしました。
もくじ
オルタネイトピッキングとは
オルタネイトピッキングは、ダウンストロークとアップストロークを交互に細かく行う奏法です。
ダウンストロークとは、ピックを使って、6弦から1弦に向かって弾く奏法です。
一方アップストロークとは、ピックを使って1弦から6弦に向かって弾く奏法です。
これを交互に行う奏法をオルタネイトピッキングと呼びます。
では、まずはオルタネイトピッキングのコツについて解説します。
オルタネイトピッキングのコツ
ピックを握る手は力ませないこと
オルタネイトピッキングをするコツの1つ目はピックを握る手を力ませないことです。
なぜなら、これをやってしまうと手がつってしまうからです。
手がつると、ストロークしづらくなってしまいます。
また、ストロークが強くなりすぎてしまうのでピックが割れやすくなってしまいます。
更にギターの音色も窮屈で固くなりすぎてしまい、心地良いギターの音色になりません。
ですから、ピックを握る手は力ませず、脱力させることが必要です。
ちなみに、ピックの握り方については、下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧下さい。
弦に対してピックを平行に当たるようにする
オルタネイトピッキングをするコツの2つ目は弦に対してピックを平行に当てることです。
なぜなら、弦に対してピックを当てる際に角度がついていると、引っかかりやすくなってしまうからです。
●よい例
弦に対してピックが平行になっています。
●悪い例
弦に対してピックが斜めになっています。
先程お伝えしたように、オルタネイトピッキングは、ダウンストロークとアップストロークを交互に細かく行う奏法です。
細かくピックを動かす奏法なので、他のコードストロークよりも弦にピックが引っかかりやすくなるのです。
以上のことより、オルタネイトピッキングをする時は、弦に対してピックを平行に当てましょう。
ピックが弦の間に深く入り込みすぎないこと
オルタネイトピッキングをするコツの3つ目はピックが弦の間に深く入り込みすぎないことです。
先程もお伝えしたようにオルタネイトピッキングは、他のコードストロークよりも弦が引っかかりやすい奏法です。
ですから、ピックが弦の間に深く入り込みすぎているとよりピックが、引っかかりやすくなってしまうのです。
●よい例
このように、ピックが弦に対して少しだけ触れている状態がよい例です。
●悪い例
このように、ピックが弦の間に深く入り込んでいるとピックが弦に引っかかりやすくなります。
以上のことより、ピックが弦の間に深く入り込みすぎないようにしましょう。
オルタネイトピッキングの練習方法
今まで、オルタネイトピッキングの3つのコツをお話してきました。
このコツを押さえていよいよ練習しましょう。
この楽譜はギターに使われるTAB譜とよばれるものです。
上の例だと5弦の5フレットを押さえて、オルタネイトピッキングを4回行うことを指します。
写真にあるように、Πがダウンストローク、Vがアップストロークを指します。
ちなみに、TAB譜の読み方を詳しく知りたい方は下記の記事もご覧下さい。
メトロノームを使ってゆっくりしたテンポから始める
では、練習方法についてお話します。
1つ目のポイントはメトロノームを使ってゆっくりしたテンポで練習することです。
なぜなら、最初は手の動きがなれないからです。
ですからゆっくりしたテンポで初めましょう。
最初はテンポ60で行うといいです。
慣れてきたらテンポ65でできるようにする。それができたらテンポ70でできるようにする。
このように少しずつテンポを上げて最終的にはテンポ120でもできるようになるといいです。
テンポ60でやるとこうなります。
テンポ120でやるとこうなります。
音の粒を揃える
2つ目のポイントは、実際にオルタネイトピッキングをする際は、ギターの弦の音の粒を揃えることです。
なぜなら、音の粒がバラバラだと凸凹して不安定な演奏に聴こえるからです。
音の粒を揃えてピッキングするコツは、ダウストローク、アップストロークで弦を弾く強さを同じにするようにすることです。
この場合は、先程お話したようにピックを持つときは力ませないこと。
そして、弦に対してピックを平行に当てることです。
この2つを意識することでギターの弦の音の粒が揃います。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
オルタネイトピッキングのコツは、以下の通りでした。
・ピックを握る手は力ませないこと
・弦に対してピックを平行に当たるようにする
・ピックが弦の間に深く入り込みすぎないこと
また、練習方法は、下記の通りでした。
・メトロノームを使ってゆっくりしたテンポから始める
・音の粒を揃える
最初に伝えたように、オルタネイトピッキングが出来れば、リズムが安定する、早い曲にも対応できるという素晴らしいメリットがあります。
ですから、ぜひできるようになりましょう。
この記事があなたの役に立てば幸いです。最後までご覧頂きありがとうございます。