こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です!
Twitter→@PON1240
曲を作る時に、テーマの決め方や、見つけ方がわからない方は多いです。
私もそうでした。
最初に作詞をした頃はテーマをちゃんと考えないで作ってしまったことがあります。
この結果、相手にどんな曲か伝えられなかった経験もあります。
反省して、今は曲を作る際にテーマを決めてから曲を作るようになりました。
そこで、今日はテーマの決め方、見つけ方と、実際の歌詞作りについてお話します。
もくじ
曲のテーマを決め方、見つけ方
では、まずは曲のテーマを決めましょう。
テーマは、はっきりいって無数にあります。
恋愛
人生
友人(友情)
仕事
学校
人間関係
日常生活
スポーツ
勉強
自然(海、山、森、太陽、月など)
食べ物
飲み物
乗り物
特定の人、キャラクター
…
などなどです。
本当に無数にありますが、私の場合はその時作りたいと思った大まかなテーマから曲を作っています。
では、例として歌詞を実際に作ってみましょう。
では、日常生活にします。
日常生活と言っても幅広いので、具体的な話を想像します。
これは、自分が生活を送っていた際に、印象に残るエピソードをテーマにするといいです。
私は最近、満員電車で肩が軽くぶつかっただけで、舌打ちされてしまったエピソードが印象深かったです。
なので、それをテーマにして書いてみようかと思います。
これで大まかな話のテーマは決まりました。
これだけではまだまだ歌詞は書けないので次に進みます。
言葉を連想する
次に言葉を連想してみましょう。
先程の例だと
・満員電車
・身動きできない
・苦しい
・押しつぶされそう
・肩があたった
・舌打ちされた
・頭にきた
・何も言えない
ざっくりとこんな所でしょうか。
違うジャンルのテーマを組み合わせる
次に、違うジャンルのテーマを組み合わせることも大切です。
これは作詞をする時に必須ではありません。
しかし、これをやると歌詞がオリジナリティーが出てきます。
歌詞が平凡になりそうだったらぜひ取り入れてください。
例えば、先程の連想した言葉だけで作ると、
満員電車身動きできないのは当然
たまたま肩が当っただけで舌打ち
こんな、感じでしょうか。
悪いとは言いませんが、インパクトにかけますよね。
ではこれに、別のテーマを重ねます。
ここでは、「アイスクリーム」にします。
満員電車身動き取れないまま、頭には冷たいアイスクリームのことばかり
肩があたって舌打ちされたよ
こうすると、登場人物の心情が深く描けますし、よりよい歌詞ができます。
ですから、違うジャンルの言葉を組み合わせることもおすすめです。
連想して出た言葉からストーリーを作る
次に連想して出た言葉からストーリーを作りましょう。
登場人物
若い男性のサラリーマン
若い男性
時間
朝の通勤ラッシュ7時30分
季節
ゴールデンウィーク開けの5月
どんな気持ち
気まずさ。不快感。
何を伝えたいのか
たった一回の舌打ちが不快にさせてる。
もっと人のこと考えてほしい。
けど勇気はなく、一日一日すぐに過ぎ去ってしまう(アイスクリームのように溶けてしまう)
こんな感じで作ります。
サビの歌詞について
まずは、サビの歌詞を考えます。
なぜなら、サビは曲を通して一番伝えたい所だからです。
なので、歌詞も一番相手に伝えたいことを入れるようにしましょう。
先程まで考えたストーリーから、サビを以下のように考えてみました。
サビの歌詞
溶けてく 溶けてく 溶けてく
アイスクリームのように
何も言えないまま、過ぎ去ってくだけ
溶けてく 溶けてく 溶けてく
サビは、Aメロと同様にアイスクリームと言う単語を入れています。
また、日常があっという間に過ぎ去るさまをアイスクリームが溶けてくと言う単語で比喩で表現してみました。
ちなみにサビの作り方については、下記の記事で詳しく載せています。
ぜひ、ご覧下さい。
Aメロ、Bメロの歌詞を考える
サビができたら、AメロとBメロの歌詞を考えます。
ポイントは、AメロとBメロとサビが自然につながるようにして作ることです。
Aメロ
Aメロは、一番最初に作った歌詞を元に考えてみました。
Aメロの歌詞
長い連休、ダルさが残る
また、乗り込まなきゃならないんだな
7時30の満員電車身動き取れないまま
頭には冷たいアイスクリームばかり
ああ、早く食べたい
こんな感じです。
Aメロは、歌詞の最初の部分なのでどんなシチュエーションなのかを描くとBメロに繋がりやすくなります。
ちなみに、Aメロの作り方は以下の記事で詳しく解説してます。
ぜひご覧下さい。
Bメロ
次にBメロです。
BメロはAメロとサビの間の部分です。
以下のような歌詞を考えてみました。
Bメロの歌詞
急ブレーキでふらついた
思わずひじが隣のきみの肩に当ってた
何も言わぬまま、強い舌打ちをされた
先程のBメロは、Aメロとサビの間の部分とお伝えしました。
ですから、Aメロとサビを自然に繋げるようにして作ることが大切です。
また、サビを盛り上げられるように意識して作りましょう。
なぜなら、サビが際立つからです。
ちなみに、Bメロの作り方は以下の記事で詳しく解説しております。
ぜひご覧下さい。
Aメロ、Bメロ、サビで意味が繋がるようにする
Aメロ、Bメロ、サビで歌詞を考えたらすべてを繋げて違和感がなく、ストーリーが成立できているかを確認します。
先程のまでの歌詞をこうなります。
Aメロ
長い連休、ダルさが残る
また、乗り込まなきゃならないんだな
7時30の満員電車身動き取れないまま
頭には冷たいアイスクリームのことばかり
Bメロ
急ブレーキかけたら思わずふらついた
思わずひじが隣のきみの肩に当ってた
何も言わぬまま、強い舌打ち
サビ
溶けてく 溶けてく 溶けてく
アイスクリームのように
何も言えないまま、ただ過ぎ去ってくだけ
溶けてく 溶けてく 溶けてく
こんな感じでどうでしょうか(笑)
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
ポイントは以下の通りでした。
・曲のテーマは無数にある
・おすすめなのはその時に作りたいと思ったテーマを選ぶこと
・歌詞を作る前は、曲のテーマから言葉を連想して書き出すこと
・歌詞が平凡になりそうだったら、違うジャンルのテーマを組み合わせる
・連想して書き出した言葉をストーリーにする
具体的な歌詞の作り方は
・まずサビを作る
・サビは一番相手に伝えたい言葉を使う
・次に、AメロとBメロの歌詞を考える
・Aメロは、冒頭なのでどんなシチュエーションなのかを相手に伝えることが重要
・Bメロはサビが盛り上げられるようにして作ることが大切
・Aメロ、Bメロ、サビができたらすべてを繋げて違和感なく、ストーリーが成立できているか確認する
と言ったことでした。
記事を書きながら作詞をしたのは初めてでした(笑)
ぜひあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございます。