こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です。
Twitter→@PON1240
低音が上手く出せないと悩んでいる方は多くいらっしゃります。
女性だけでなく、男性でも、もともとの地声が高く低音が出しにくいということも多いのです。
そこで今日は低音の出し方、コツ、練習について詳しく解説します。
もくじ
リラックスする
コツの1つ目はリラックスすることです。
なぜなら、体に余計な力が入っていると声帯が閉じにくなるからです。
声帯とは喉の奥にある体の器官です。声を出す時はこれが閉じる動きをします。
ちなみに声帯とはこんなものです!
こうなってしまうと、空気の通り道が狭くなります。
こうなると、大きな声を出しにくくなってしまうのです。
また、その時は、声帯や喉に力を入れないと声が出ません。
歌を歌う時は、大きな声を出す必要があるため、声帯や喉により負担をかけてしまうのです。
ですので、喉にも良くないですし、大きな声も出しにくくなると言うことです。
お腹を響かせて声を出す
コツの2つ目はお腹を響かせて声を出すことです。
なぜなら、お腹を響かせて声を出さないと芯があるしっかりした声が出せないからです。
それに低音も安定して出すことができません。
ですから、低音を出すときはお腹から響かせて声を出すようにしましょう。
喉を開く
コツの3つ目は喉を開くことです。
これは、先程説明しましたが、喉が閉じてしまうと空気の通り道が狭くなるからです。
通り道が狭くなると声を出すときにたくさんの空気が出せません。
この結果、低音もうまく出せないのです。
ちなみに、喉の開き方については下記の記事で詳しく解説しております。
ぜひご覧下さい。
真っ直ぐ前を向く
コツの4つ目は真っ直ぐ前を向くことです。
なぜなら、下や上を向くと空気の通り道が狭くなり、喉が閉じやすくなるからです。
ですから、必ず歌う時は真っ直ぐ前を向いて歌いましょう。
そうすれば喉が開きやすくなります。
息をしっかり吐き出す
コツの5つ目は息をしっかり吐くことです。
なぜなら、これを行わないとその分低音が出にくいからです。
実際に行うとわかりますが、しっかり息を吐かないと芯が細く、弱い声になってしまいます。
そのため低音がちゃんと聞こえません。
ですからしっかり息を吐くようにしましょう。
もちろん、息をしっかり吐くには、たくさん吸わないとなりません。
ですから、低音を出す際には呼吸を意識することが大切です。
胸を響かせて歌う
コツの6つ目は胸を響かせて歌うことです。
なぜならこれを行うとしっかりした低音が出やすくなるからです。
先程お腹を響かせて歌うことがコツと説明しましたが、低音を出す時は胸も響かせることも大切です。
声を出している時に胸が振動するようにして声を出すと低音が出やすくなります。
ですから、お腹と胸を響かせることが大切なのです。
効果的な練習方法
いままでは、低音を出すコツについてお話してきました。
次に効果的な練習方法についてお話します。
腹式呼吸を練習する
まずは腹式呼吸を練習することです。
これは低音に限らず歌を歌う時に必須な呼吸方法になります。
腹式呼吸が歌うときには推奨されている理由は下記の通りです。
・喉に負担がかからない
・長時間歌える
・息を沢山吸えるのでロングトーンしやすい。
・胸式呼吸よりも大きな声で歌える。
・吐く息の量が調節しやすく、歌にメリハリがつけられる
・高音が出しやすくなる
ですから、腹式呼吸ができるように練習を行いましょう。
腹式呼吸については、下記の記事で詳しく解説しております。
ぜひご覧下さい。
ドギーブレスを練習する
先程胸を響かせて歌うようにすることが大切とお話しました。
これは最初は思ったようにいかないかもしれません。
これは体の横隔膜が鍛えられていないからです。
※横隔膜とは、肋骨の下の方にある体の器官です。
ここになります!
絵が下手ですみません(笑)
そこでドギーブレスと呼ばれる方法で練習を行うと良いです。
これはドギー(=犬)のブレス(=息)になります。
犬の鳴き声は、ワンワンと野太い低音で鳴きますよね。
これを真似して声を出すのです。
発声する時は先程説明した腹式呼吸で行います。
細かく音を切って音を出すとよいです。
例
このようにして、ドギーブレスを練習しましょう。
練習を続けていくと横隔膜が鍛えられてしっかりした低音が出やすくなります。
まとめ
本日の記事はいかがでしたでしょうか。
低音を出すコツや練習方法がわかりましたか。
話をまとめると下記の通りになります。
高音を出すコツは
・リラックスする
・お腹を響かせて声を出す
・喉を開く
・真っ直ぐ前を向く
・息をしっかり吐き出す
・胸を響かせて歌う
と言うことでした。
そして、効果的な練習方法は
・腹式呼吸を練習する
・ドギーブレスを練習する
と言うことでした。
低音をしっかり出すのは高音を出すのと同じくらい大切なことです。
そして、低音をしっかり出せれば歌える曲の幅も広がります。
ぜひできるようになりましょう。
私も頑張ります!
最後までご覧頂きありがとうございます。