歌やカラオケのビブラートの出し方、やり方、付け方、仕方、かけ方

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こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です!

Twitter→@PON1240

あなたは、ビブラートと呼ばれている歌のテクニックを聞いたことがあるでしょうか。

これができると、歌の表現力が広がり味がある歌が歌えるようになります。

そこで、今日は歌のビブラートの練習方法とコツについてお話します。

ビブラートとは

まずは、ビブラートとは何かについてお話します。

これは、一言で言えば声を揺らす歌のテクニックです。

特徴は、声の揺れの幅と速さが一定になるところです。

一方、声の揺れの幅や速さが違う揺らし方をする歌い方を「こぶし」と言います。

演歌などでよく聞く歌い方です。

音の揺れるイメージを絵で表すとこうなります。

 

わかったでしょうか。

ビブラートを使えると歌の表現が身に付きます。

よく、「味がある歌い方」と言われている人は、ビブラートを正確に使えているからてます。

では、本題に入っていきます!

ビブラートの種類

一口にビブラートと言っても、声の出し方は様々あります。

私が知っているビブラートの種類を3つ紹介します!

喉を使ったビブラート(ちりめんビブラート)

1つ目は喉を使ったビブラートです。

これは出している声で音程を変えて出す方法です。

別名ちりめんビブラートと呼ばれ、音の幅が細かくなります。

そのため揺れる回数が他のものより多いです。

ちりめんの語源は、よくわかりません。(笑)

調べた所、縮れめん(細かく縮れためん)が説とも言われているらしいです。

このビブラートは、喉に負担がかかります。

また、安定して声を出しにくいというデメリットもあります。

しかし、J-POPではあえて歌に個性を出すためにちりめんビブラートをつかうこともあります。

例えば中島みゆきさん、宇多田ヒカルさん、Gacktさんなども使用しています。

実際にちりめんビブラートをやると、こうなります。

あごを使ったビブラート

次に紹介するのは、あごを使ったビブラートです。

これは、実際に口の形を変えることによって音程を変化させるテクニックです。

これは口や喉を使って声を出します。

これも先程と同じで安定して声を出しにくいです。

また、口を開きすぎると見た目も良くないです。

また、かえってビブラートがかかりにくくなるので注意しましょう。

ちなみにあごを使ったビブラートはこんな感じになります。

横隔膜を使ったビブラート

最後に、横隔膜を使ったビブラートを紹介します。

これは、先程の2つより難しいです。

なぜなら、普段横隔膜を動かすことを意識しないからです。

横隔膜とはここの部分です。

この横隔膜を動かすには、腹式呼吸ができるようになのが必須です。

それは後で詳しくお話します。

このビブラートが、一番理想的なものです。

なぜなら、聴いていて一番自然に聴こえるからです。

また、自分で音の幅や速さをコントロールしやすいこともあります。

ですからぜひ、このビブラートをできるように練習しましょう。

横隔膜を使ったビブラートをやるとこうなります。

横隔膜を使ったビブラートの練習方法

では、実際に横隔膜を使ったビブラートの練習方法を紹介します。

腹式呼吸

まずは、腹式呼吸を練習しましょう。

腹式呼吸とはお腹をふくらませる呼吸のことを指します。

この呼吸ができると、以下のメリットがあります。

それは下記の通りです。

・喉に負担がかからない

・長時間歌える

・息を沢山吸えるのでロングトーンしやすい。

・胸式呼吸よりも大きな声で歌える。

・吐く息の量が調節しやすく、歌にメリハリがつけられる

・高音が出しやすくなる

横隔膜を使ったビブラートをする時は、息の量の調節やロングトーンができることが必須です。

以上より、腹式呼吸のができるように練習しましょう。

腹式呼吸については下記の記事で詳しく解説しています。

腹式呼吸と胸式呼吸の違い、効果、メリット

歌が上達する、上手くなる腹式呼吸のコツと練習方法

ぜひご覧下さい。

ロングトーン

次にロングトーンを練習しましょう。

ロングトーンとは一つの音を長く伸ばす歌い方です。

これができないと、声がブツブツ途切れてしまいビブラートがかかりません。

ですから、必ず練習しましょう。

ビブラートの練習方法は、下記の記事での詳しく解説しています。

ロングトーンの発声のやり方、出し方、練習方法、コツ

ぜひご覧下さい。

ロングトーンをしながら、肋骨を揺らす

今までの練習はできたけど、横隔膜をしっかり揺らすことができないと言う方は多いです。

その時は、ロングトーンをしながら手で肋骨を揺らすと良いです。

これをすることによって横隔膜を動かしている感覚が体に染み付きます。

そして、ビブラートがかかりやすくなります。

慣れてきたら、手を使わないでもビブラートがかかるように練習しましょう。

音程を上下させる

最後に、音程を上下させる練習も行いましょう。

なぜならこれをやると、ビブラートの揺れ幅と速度を一定に保つ感覚が掴めるからです。

ここまでできたら、横隔膜を使うビブラートはできるようになっているはずです。

音程の上下の練習を実際にやってみるとこうなります。

まずはゆっくり音程を上下させます。

練習1

次に速度を上げて音程を上下させます。

練習2

最終的にはこうなればOKです!

練習3

できましたか。

まとめ

本日の記事はいかがでしたでしょうか。

歌のビブラートについて理解できましたか。

話をまとめると、下記になります。

・ビブラートは声を揺らすテクニック。

・声の幅と速さを一定にすることが必要。

・大きく分けると喉を使ったビブラート、あごを使ったビブラート、横隔膜を使ったビブラートの3種類ある

・理想的なビブラートは横隔膜を使ったビブラート

・効果的な練習方法は、腹式呼吸、ロングトーン、ロングトーンをしながら肋骨を揺らす、音程を上下させること

でした。

ビブラートができると、歌の表現力が身に付きます。

また、カラオケでも採点も上がり上手くなります。

ぜひできるようになりましょう。

最後までご覧頂きありがとうございます。

   
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