こんにちは、シンガーソングライターの山田啓太です!
Twitter→@PON1240
あなたは、歌のテクニックの「こぶし」を聴いたことがありますでしょうか。
これができると歌の表現力が身に付きます。
私も練習中です。その中で効果的な練習方法がなにかわかってきました。
そこで、今日はこぶしとはなにか。意味、出し方、やり方、付け方、練習のコツについてお話します。
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もくじ
こぶしとは
こぶしとは音程を上下させる歌のテクニックです。
同じようなものでビブラートというものもあります。
ビブラートは、声の揺れの幅と速さが一定です。
一方こぶしは、声の揺れの幅や速さが違います。
そして、ビブラートとは違い声の震えは一瞬になります。
これを絵にするとこうなります。
ビブラートは音の波や幅が一定です。
こぶしは、音の長さや幅が違います。
様々なこぶし
こぶしの出し方の前に実際に曲を聴いてこぶしのイメージを掴みましょう。
演歌のこぶし
●津軽海峡・冬景色
動画の0:30をご覧ください。
「青森駅は雪の中」を
「あおもりぃえきぃぃはゆきのなか」と歌っています。
「駅」を「えきぃぃ」とすることでこぶしを表現しています。
J-POPのこぶし
●ハナミズキ
動画の1:13をご覧ください。
「はてない夢がちゃんと」を
「はてないゆめがぁぁちゃんと」と歌っています。
「が」を「がぁぁ」とすることでこぶしを出しています。
こぶしの出し方
こぶしのある歌を聴いていただいた後はいよいよ、こぶしの出し方について説明します。
ゆっくり歌う
1つ目のコツは、ゆっくり歌うことです。
先程のハナミズキを例に上げると、
「はてない夢がちゃんと」を
「はてないゆめがぁぁちゃん」とゆっくり歌うことでコブシを出していますよね。
ですから、歌う際はゆっくり歌うことを意識しましょう。
母音を2回言う
2つ目のコツは、母音を2回いうことです。
母音とは日本語では「あいうえお」を指します。
もう一度ハナミズキで説明します。
「はてない夢がちゃんと」を
「はてないゆめがぁぁちゃんと」歌うとお話しました。
この「ぁぁ」の母音の部分がこぶしになります。
他の曲もこの母音が繰り返されることでこぶしになっています。
腹式呼吸を使う
3つ目はコツは、腹式呼吸を使うことです。
この呼吸は一言で言えば腹が膨らむ呼吸です。
この呼吸ができると、以下のメリットがあります。
それは下記の通りです。
・喉に負担がかからない
・長時間歌える
・息を沢山吸えるのでロングトーンしやすい。
・胸式呼吸よりも大きな声で歌える。
・吐く息の量が調節しやすく、歌にメリハリがつけられる
・高音が出しやすくなる
このように、様々なメリットがあります。
ですから、腹式呼吸ができるようにしましょう。
腹式呼吸は下記の記事で詳しく解説しています。
ロングトーンを意識する
4つ目のコツはロングトーンを意識することです。
ロングトーンとは一つの音を長く伸ばす歌い方です。
先程、こぶしを使うときに、母音を2回言うとお話しました。
この際、このロングトーンができないとうまくできないのです。
ちなみに、ロングトーンの練習方法は下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧下さい。
まとめ
今日の記事はいかがでしたでしょうか。
歌のこぶしの意味、出し方、やり方、付け方、練習のコツが理解できましたでしょうか。
話をまとめるとこうなります。
・こぶしは音程を上下させるテクニック
・こぶしは声を揺らす幅、速さが違う
こぶしを出すコツは
・ゆっくり歌う
・母音を2回言う
・腹式呼吸を使う
・ロングトーンを使う
ということでした。
こぶしがつかえるようになると、歌の表現力が身に付きます!
ぜひできるようになりましょう。
私も頑張ります。
最後までご覧頂きありがとうございます。